「おめでとうの先まで、運動を届けたい。」女性のライフステージに寄り添うdianest誕生記

妊娠・出産・子育て、更年期——
ライフステージの変化のたびに、女性は運動から離れてしまう。
でも本当は、そんな時こそ“自分の時間”が必要なはず。
「来たら勝ちです」
この一言に込めたのは、「あなたが主役になれる時間」を守りたい、という想いでした。
2025年10月、祐天寺にオープンするパーソナルジム【dianest(ディアネスト)】。
その立ち上げに携わる、3人の女性トレーナーによる対話を通して、“この場所が生まれる理由”を掘り下げていきます。
「おめでとうございます」の先に、言葉が見つからなかった
私たち、女性のお客様から「妊娠しました」と言ってもらえること、ありますよね。もちろんすごく嬉しい。でも同時に、「あ、もうしばらく会えないのかも」と思うんです。
ありますね。お祝いすべきことなのに、「運動から離れちゃうかな」と心配になるんです。産後って、自分の時間なんてほとんどなくなるから…
私はまだ担当してる方で妊娠された方はいないんですけど、妊活中の方が数名いらっしゃって。
「妊娠したら来られなくなるかも」と思うと、なんとかして運動を“続けられる形”にしたいと思いますね。
「子連れOK」「骨盤底筋ケア」…空白を埋める場所に
だから、dianestでは産前産後のサポートを入れたいと思ったんです。骨盤底筋とか、日本では軽視されがちだけど、ちゃんとやると本当に変わる。
そうそう。「尿漏れが減った」「腰痛が楽になった」って声も多いですし。しかも、心も軽くなる。
祐天寺店では、お子さん連れで通えるようにもしたいです。
「今日はストレッチだけでもOK」って言える環境にしたくて。
めちゃくちゃいいですね…。旭川では難しい部分もありますが、それこそモデルケースとして広げていきたいです。
「今日は動けない」日もある。それが“普通”だから
女性って、毎日同じコンディションじゃないですよね。
生理前で爆食して落ち込むとか、2日目で動けないとか…。
よくある相談ですよね。「生理前、食欲がやばいんですけどどうしたら…」って。
そういう時、「仕方ないよ」って共感できる場所にしたい。周期に合わせてメニューも調整しますし。
私は逆に、そういうことを言いやすい雰囲気づくりを意識してます。
「顔色悪いけど大丈夫?」とか「今日、生理日ですか?」って先に促してあげるだけで、安心して話してくれる方もいます。
「来たら勝ち」——その一言に込めた意味
私ね、ずっと大事にしてる言葉があるんです。
「この1時間は、あなたが主役。来たら勝ちです」って。
それ、すごく好きです。
仕事や家事や育児で“誰かのため”になってる時間が多いからこそ、「自分のための1時間」って響くんですよね。
旭川のお客様でも、「ここに来ると落ち着く」って言ってくれる方います。
トレーニングって、“がんばる場所”じゃなくて“戻ってこられる場所”でもあると思うんです。
トレーナー自身も「続けたい」からこそ
私たちトレーナーも、続けたくても続けづらい時ってありますよね。
私自身、生理や体力的なきつさ、働き方の不安もあって「この仕事、ずっとできるのかな…」と思ったことあります。
私は結婚してから、両立の難しさに直面しました。今のシフトじゃ無理だなって。一度は退職の意思も出しましたし。
でもやっぱり、私たちこの仕事が好きなんですよね。
だから、「諦めなくていい」って言えるような場所が必要だなって。
キャリアの“次”を、自分たちでつくる
dianestは、「こういうジムです」って定義だけじゃなくて、働き方とかキャリアの形まで一緒に作っていきたいと思ってます。
今って、店長・エリアマネージャー以上の未来が描きづらいから…。
ほんとそう。
この仕事をずっと続けたいって気持ちがあるからこそ、妊娠しても、子育てしても、復帰できる道が欲しい。
私は今、漠然と「出産5ヶ月後には復帰したい」と思ってるんですけど、それができるかどうかは、まだ誰も試していない。でも、それを私たちの誰かが体現できたら、きっと変わりますよね。
「あなたのリズムで、そっと続けられる場所を」
dianestは決して「目標を達成するジム」ではありません。
“なりたい私”に急ぐのではなく、“今の私”に寄り添いながらそっとつづける場所。
運動が途切れがちなライフステージにも、働く側としての不安にも、「大丈夫、ここならつづけられる」と思ってもらえるように。
「来たら勝ち」——その一言を心から届けたい。
